一枚絵完成までのプロセスをまとめてみる
講座というほど大それたものはできないので、「完成までのプロセスをまとめる」とかちょっとかっこよさげに、意味の分からないタイトルでお茶を濁すテスト。
1.下書き
頭の中に描いた構図を具現化する。ノート(アナログ)に描くこともあれば、ペンタブ使ってPCで直に描くこともある。描きながら固めていく場合もあれば、いきなり頭の中に何かが落ちてくることもある。僕の個人的な経験の話になるけど、後者の方が圧倒的にいい絵が描けるし、何より早い。当たり前っちゃあ当たり前なのだが。
あと左脚が二本ありますが、手前に向けるか奥へ向けるかで迷った痕跡です。
3.線画清書
2の線画下書きと同一レイヤに描きます。まず、薄い白ブラシで2の線画下書きを薄く透ける程度に上から塗り潰す。その後に、線画の色(今回は茶色)で薄く見える下書きをたよりに主線と影を描き込む。線密度がある程度濃くなってきたと感じたら、もう一度白ブラシで塗り潰し。
この作業のミソは、白ブラシで完全に塗り潰さないこと。そうすることで、前に描いた線を薄めつつも完成形まで生かすことができるわけです。結果、似非アナログっぽい線画が出来上がります。
まあこんな面倒臭い作業やる必要あるのか無いのかって言ったら、無いな。キレイキレイに描かれた線もいいけど、無駄があるのもいいよね!というお話。好みの問題だと思うけど、僕は好きなんです。